行基が建立した大野寺の仏塔で、一辺約53.1m・高さ約8.6mのピラミッド状に土を積み上げ、各層に瓦を葺いた土の塔です。出土した瓦には塔を造る時に協力したと思われるさまざまな階層や職業の人名がヘラ書きされていました。行基を支持した民衆の幅の広さが想像できる発見です。