少林山蔭凉寺は禅宗(曹洞宗永平寺派)に属する寺で、寛文元年(西暦1661年)鉄心禅師の開基です。幕命によって、奥羽廻船を開き、治水事業に努力した河村瑞賢(かわむらずいけん)が、深く禅師に帰依し、浄財を寄進して開創の成就達成に寄与し、当山を開きました。本堂正面廊下の天井板は、大坂夏の陣で敗走し伏見桃山城の廊下で自刃した豊臣方の将兵の霊を弔うため、血の斑点が残る廊下の板を使ったという「血天井」として知られています。
現在の本堂は明治28年に改築。本堂前の二樹の銀木犀は開基の記念樹で、秋になると辺り一帯が芳しい香りに包まれます。樹齢350年と推測され、大阪府の天然記念物に指定されています。
主な見どころ |
大阪府天然記念物「銀木犀」 本堂内の血天井は伏見桃山城の遺物 |
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所在地 | 大阪府和泉市尾井町337 |
アクセス |
泉北高速鉄道・和泉中央駅から コミュニティバス「山荘」下車(※月~土のみ運行、日祝・年末年始は運休) 又は、JR阪和線・和泉府中駅からコミュニティバスで 「山荘」下車(※日曜・祝祭日・年末年始は運休) 徒歩約25分 |