昭和11年に完成した人工池で、当時の耕地1,700haの灌漑を担っていました。関西でも屈指の貯水量約370万tを誇り、池の周囲にはゆたかな自然が息づき、野鳥の森としてバードウォッチングの格好のポイントに。歩行者専用の光明池大橋が美しいアーチを描く一帯の景観は、光明池緑地として「大阪みどりの百選」に選ばれており、周辺にはテニスコートなどの各種スポーツ施設も整備。ジョギングをはじめハイキングやサイクリングなど、四季を通じて人々の憩いの場として親しまれています。平成21年には大阪ミュージアムに登録されました。
［ミニ情報］伝説にちなんだ「光明池」の名前の由来
和泉市国分町には古くから光明皇后（奈良の東大寺を建立した聖武天皇のお后）はこの地で誕生したという生誕伝説が伝えられており、池を造る時にこの国分町付近に取水堰を設けたため、伝説にちなんで“光明池”と名づけられたとか。歴史のロマンを感じる微笑ましいエピソードです。

堺市南部の上神谷・美木多地域は、緑ゆたかな自然環境、伝統的生活文化、地域色ゆたかな風土など、多くの資源に恵まれた地域です。一帯では、米づくりをはじめ、花壇苗の生産、花摘みや野菜等の収穫体験・農業体験、別所地区のミカン栽培、畑地区の酪農団地など、堺市を代表する特色ある農業が行われており、のどかな里山の風景が広がります。