信太山丘陵の自然
起伏に富んだ複雑な地形に大小の池が点在する信太山一帯は、貴重な動植物が生息するゆたかな自然の宝庫。明治時代には陸軍の、戦後は自衛隊の演習場として現在に至った歴史が、開発をまぬがれて昔のままの自然を残す結果になりました。周辺にはその恵まれた環境を活かして、大阪市立信太山青少年野外活動センターや黒鳥山公園など、自然と親しめる施設が点在しています。 ※自衛隊演習場内への無断立入りは禁止されています。
信太の森の鏡池史跡公園にある信太の森ふるさと館
黒鳥山公園からの眺望
聖神社
天武天皇の勅願によって創建されたと伝えられる古社で、信太大明神とも呼ばれています。現在の本殿は豊臣秀頼が再建したもので、桃山文化の粋を集めた壮麗な建物。末社の2棟とともに国の重要文化財に指定されています。信太山丘陵の西端に位置し、大阪湾から淡路島まで一望できます。
聖神社
池上曽根史跡公園・府立弥生文化博物館
総面積60万m2と推定される全国屈指の規模を持つ弥生時代の環濠集落(周囲を溝で囲んだ集落)跡で、環濠に囲まれた範囲約 115,000m2は国指定の史跡。1995年に巨大な建物跡やくり抜き井戸の跡が発見されて話題を呼びました。その建物や井戸をはじめ竪穴住居などを復元し、2千年前の集落を再現した史跡公園です。隣接する大阪府立弥生文化博物館では、全国の弥生文化をわかりやすく体系的に紹介するとともに、池上曽根遺跡の出土品も数多く展示しています。
〈池上曽根史跡公園(弥生情報館)〉
10時〜17時/休館:月曜日(休日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始/無料/弥生情報館:0725-45-5544
〈弥生文化博物館〉
9時30分〜17時(入館16時30分まで)/休館:月曜日(休日の場合翌日)、年末年始 他/有料/0725-46-2162
池上曽根史跡公園
弥生文化博物館