高倉公園や晴美公園の緑道
高倉公園の緑道沿いに続くもみじの並木道は、春は新緑の木漏れ日、秋には紅葉のトンネルに。晴美公園では三ツ割池の周囲を巡り、四季折々の自然を堪能できます。また両公園ともベンチなど休憩ポイントもあり、ウォーキングコースとして親しまれています。
高倉公園の緑道(新緑のもみじ並木)
松林寺
多様な樹木に囲まれた真言律宗の古刹。かつて松林が連なる景勝地であったことが寺の名に由来しています。江戸時代後期に建立された本堂は、桁行三関、奥行四間半の本瓦葺宝形造。落ち着いた境内に諸堂が立ち並び、延命寺開基の淨厳和尚による両界曼荼羅(市指定文化財)や生駒山宝山寺の開山堪海和尚による不動明王坐像(府指定文化財)など貴重な文化財が収められています。
松林寺
長野神社(木屋堂)
江戸時代中期頃までは「木屋堂の宮」「牛頭天皇宮」と呼ばれており、明治元年(1868年)に長野神社に改称されました。1間社流造の本殿は国指定の重要文化財で、室町時代後期の建築と推定されています。毎年10月11日には300年以上の歴史を持つ松明立神事が行われ、境内に立てられた高さ5m、胴回り4.5mもの大松明が燃え上がる光景は圧巻。
長野神社
西高野街道から高野街道へ
堺市の大小路を起点に大阪狭山市を経て、河内長野へ続く西高野街道。途中、中高野街道、東高野街道と合流して1本の高野街道となります。堺市榎本町から高野山女人堂までの街道沿いには、安政4年(1857年)に1里ごとに建てられた13基の道標石がすべて現存しています。
〈西高野街道と中高野街道の合流地点〉
中高野街道は大阪市平野を起点に松原市・堺市・大阪狭山市を南下し、与津の辻(河内長野市楠町東)で西高野街道と合流。合流地点には太神常夜燈、地蔵堂、道標が建っています。
〈西高野街道と東高野街道の合流地点〉
東高野街道は京都の岩清水天満宮を起点に大阪府南東部を縦断し、河内長野駅前の本町で西高野街道と合流。東西合流地点に建つモニュメントには、京都・大阪から河内長野に至る4本のルートと西高野街道の里道標石について記されています。
中高野街道との合流地点
高野山 十里道標石
東高野街道との合流地点
(河内長野駅前)