鉢ヶ峯の里山
里山とは、農家の裏山にあたり、雑木林やため池など田んぼを含む二次林で、今では失われつつある貴重な自然の宝庫です。泉北ニュータウンに隣接する鉢ヶ峯周辺は、深い森が残された里山のおもむきを色濃く残す一帯。トンボやチョウ類、野鳥などの多様な生き物に出会える生態系ゆたかな自然環境が残されています。 【注意!】鉢ヶ峯の田園地帯はほとんどが私有地で、みだりに立ち入ることは禁じられています。
鉢ヶ峯の高台からの眺望
堺自然ふれあいの森
森の館
櫻井神社
鎌倉初期に建てられた割拝殿は、建物の中央が通路となっている珍しい構造。堺市唯一の国宝建造物です。毎年10月の第一日曜日の例祭に奉納されている「上神谷のこおどり」は、もとは鉢ヶ峯の国神社の神事で和泉地方の代表的な雨乞いの風流踊り。室町時代の姿をよく残した郷土芸能で、国の無形民俗文化財に指定されています。
国宝の割拝殿(わりはいでん)
上神谷のこおどり
法道寺
7世紀の中頃に創建され、昔は子院が49もあった大寺院。鎌倉時代の食堂と室町時代の多宝塔は国の重要文化財に指定されており、特に食堂が残っている寺は大阪府下でここと天野山金剛寺の2つだけです。 ちなみに法道寺のある「鉢ヶ峯」の地名の由来は、この寺の開祖である法道上人が大切にしていた鉢をこのあたりの山に埋めたということから名づけられたといわれています。
多宝塔(重要文化財)
法道寺