陶器山・あまの街道
泉北・狭山両ニュータウンの境界に沿って続く小高い山で、標高150m足らずの尾根道の両側には雑木林が連なり所々に眺望がひらけています。岩室から天野山金剛寺に至るこの道は“あまの街道”といわれ、古くから人々が行き交った参詣道。その一部が遊歩道として整備され「歴史の道・あまの街道」として古道の面影を残すハイキングコースとなっています。道沿いには展望台や休憩所、野鳥ガイド板なども設置されており、自然を身近に楽しめる散策道として親しまれています。
あまの街道
岩室山観音院
行基の開基によるもので初め巖室山極楽寺と号しましたが、後に弘法大師がこの寺に立寄った際に十一面観音を彫刻して塔頭の一つ観音院に祀りました。堺市指定の保存樹林に囲まれた境内には、大師ゆかりの井戸などがあります。
桜の岩室山観音院
狭山池・大阪府立狭山池博物館(大阪狭山市立郷土資料館)
狭山池は7世紀の初め頃に誕生した日本最古のダム式ため池で、面積36ha、周囲約2.8kmの大きさを誇っています。狭山池の改修には奈良時代の行基をはじめ、代々歴史上の有名な人物が重要な役割を果たしてきました。その狭山池の約1,400年間の歴史をわかりやすく紹介しているのが、府立「狭山池博物館」です。各時代の知恵と工夫が活かされた狭山池の土木遺産をそのまま保存・展示するなど、建物の斬新なデザインとともにユニークな博物館として話題を集めています。館内には、大阪狭山市の歴史を紹介する市立郷土資料館を併設。池の周辺は、水と緑のオープンスペースで、市民の憩いの場となっています。10時〜17時(入館16時30分まで)/休館:月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始/無料/072-367-8891
狭山池
狭山池博物館